「要相談」と「応相談」はどちらも相談に関係する言葉です。
2つの言葉にはそれぞれどのような意味があるのでしょうか今回は、「要相談」と「応相談」の違いを解説します。
「要相談」とは?
「要相談」とは、「相談が必要である」という意味で使う言葉です。
「要相談」の使い方
意見を伝えて感想を聞いたり条件について交渉したりなどある事柄についてどうするか決めるために話すことを「相談」といいます。
相談は悩み事の解決や条件交渉などまだはっきりとしていないことを明確にするために行われる行為です。
最初からしっかりとした心づもりがあるならば相談する必要はありませんが、条件がはっきりと決まっていなかったり様子を見て決めたりする場合は事前に相談する必要があります。
何かをするにあたって相談が必要であることを伝えるときに用いる表現が「要相談」です。
「勝手に判断せず相談して決めなくてはならない」という意味のほか、「具体的な内容がまだ決まっていないので相談して決めよう」という意味で使われることもあります。
「応相談」とは?
「応相談」とは、「相談に応じる」という意味で使う言葉です。
「応相談」の使い方
相談してくれれば応じます、という相談に対する受け入れ表明を意味します。
一般的には「提示している内容は絶対的なものではなく相談があれば応じて変更の余地がある」といった意味合いで使われる表現です。
特に求人広告において労働条件に関しての相談に応じるという意味でよく使われます。
「要相談」と「応相談」の違い
相談が必要なのが「要相談」、相談があれば応じる用意があるのが「応相談」という違いで区別されます。
「要相談」は絶対に相談しなければならないのに対し、「応相談」は必要なら相談可能ですが必要なければしなくて構いません。
「要相談」の例文
・『器具の貸し出しは無条件ではなく要相談だ』
・『要相談なので必ず相談しなければならない』
「応相談」の例文
・『勤務時間については応相談です』
・『応相談なのでとりあえず相談してみる』
まとめ
「要相談」と「応相談」では全く意味が異なります。
それぞれの言葉が何を表しているのかを正しく理解し使い分けてください。