この記事では、「用水路」【ようすいろ】と「側溝」【そっこう】の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「用水路」とは?意味
田んぼで米を作るのに必要なのが「用水路」【ようすいろ】であり、川の水を流すための水路になります。
夏場には多くの水を川から田んぼに流し、稲にたっぷり水分を与えるわけです。
自分の田んぼに水が満遍なく行き届くように幾つもの「用水路」を作っておき、夏場の稲作に備えておきます。
また、大量の水が流れやすくするためコンクリートで左右の壁を固めておき、泥や草が詰まらないようにするわけです。
主に川よりも高さが低く、整備されていない道を「用水路」といい、河川やため池から水を流して産業や農業に使います。
「側溝」とは?意味
幅が1m以内の水路を「側溝」【そっこう】といい、雨が降ったときこの溝に流すわけです。
日本の法律では道路幅が4mあるときは側溝を作る必要性があり、水が溜まらないようにして、常に水はけをよくなるように作られています。
「側溝」は法定公共物であり、登記薄に登録しているものです。
この溝がある所は車が快適に走行できるよう道路として整備されています。
「用水路」と「側溝」の違い
ここでは「用水路」と「側溝」の違いを、分かりやすく解説します。
必要なときだけ田んぼに水の量を調整して流すために作られたのが「用水路」です。
田んぼに不要な水を排水するために使われている機構であり、農家はゴミをとって掃除して、いつも水が詰まらないようにするため作られている水路です。
もう一方の「側溝」は道路の水を流すように作られている溝であり、1m以内の水路を指します。
法定公共物として認知されているもので、雨水を流して、車が道路を安全に走行できるよう設けられた溝を指す言葉です。
まとめ
どちらも水の通り道を指す言葉ですが、意味に違いがありますので、状況に応じてうまく使い分けてみるといいでしょう。