この記事では、「手戻り」と「出戻り」の違いを分かりやすく説明していきます。
「手戻り」とは?
「手戻り」とは、ある作業を行う上で順番を間違え作業をやり直すこと、作業工程の途中でトラブルが発生し前の段階に戻りやり直すことを意味します。
「手戻り」は1人で作業する場合も複数人で作業する場合にも用いられる言葉です。
例えば、社外の人と仕事をしている中、やり直しを指示される場合も「手戻り」と言います。
言い換えれば、「手直し」や「やり直し」と同じです。
「出戻り」とは?
「出戻り」は、出て戻ると書きます。
その漢字の通り、一度出た後に途中で戻ることを意味します。
また、嫁いだ娘が離婚し生家に戻ることも意味します。
「出戻り」の場合、一度辞めた職場に戻った社員のことを「出戻り社員」や「出戻り採用」などと言います。
言い換えれば、「引き返す」や「逆戻り」「立ち戻る」などと同じです。
「手戻り」と「出戻り」の違い
「手戻り」と「出戻り」の違いを、分かりやすく解説します。
「手戻り」と「出戻り」は異なった意味を持つ言葉です。
「手戻り」は作業工程の途中でトラブルが発生し前の段階に戻りやり直すことを意味することから、やり直すことを意味する言葉になります。
一方、「出戻り」は一度出た後に途中で戻ること、嫁いだ娘が離婚し生家に戻ることを意味し、一度出たものが戻ることを意味します。
「手戻り」は「やり直し」。
「出戻り」は「引き返す」と置き換えることで、それぞれの意味の違いがわかりやすくなります。
「手戻り」の例文
・『トラブルに気付いたのであれば、早い段階で手戻りすることも大切です』
・『今回、手戻りが発生したことによりコストが大幅に増えてしまいました』
「出戻り」の例文
・『娘が旦那の浮気が原因で子どもを連れて出戻りとなりました』
・『結婚、出産を終え古巣に出戻りしました』
まとめ
以上のように、「手戻り」と「出戻り」は全く異なった意味を持つ言葉です。