この記事では、「かなり」と「ほとんど」の違いを分かりやすく説明していきます。
「かなり」とは?
「かなり」は「相当の程度までいっている様」や「相当の程度以上に達している様」、「極端ではないにしても並の程度を越えている様」という意味を含める言葉です。
「かなり」の類義語には「とても」や「相当」、「すごく」などがあります。
「かなり」の使い方
「かなり」は「相当の程度までいっている様」や「相当の程度以上に達している様」という意味では形容動詞として、「極端ではないにしても並の程度を越えている様」という意味では副詞として使われています。
「ほとんど」とは?
「ほとんど」は「大多数」や「全部ではないにしても、それに近い程度に」、「もう少しのところで」、「すんでのことに」、「切実である様」を意味する言葉です。
「ほとんど」の類義語には「大部分」や「おおかた」などがあります。
「ほとんど」の使い方
「ほとんど」は「大多数」という意味では名詞として、「もう少しのところで」、「すんでのことに」、「切実である様」という意味では副詞として使われています。
「かなり」と「ほとんど」の違い
「かなり」は主に「相当の程度までいっている様」や「並ではない様」という意味を表す言葉であり、何かを強調する時に用いられている言葉です。
一方、「ほとんど」は「大多数」や「もう少しのところで」という意味を表す言葉になります。
「かなり」の例文
・『両親からのプレゼントに子どもたちはかなり喜んでいた』
・『彼の言葉は私の人生にとって影響がかなり大きかったようだ』
「ほとんど」の例文
・『宇宙について詳しいことは未だにほとんど分かっていない』
・『ここまで相手を追い詰めたらほとんど勝ったも同然だ』
まとめ
「相当の程度までいっている様」や「並ではない様」など強調の意味合いで使われている言葉が「かなり」、「大多数」や「もう少しのところで」などの意味合いで使われている言葉が「ほとんど」ということでした。