この記事では、「気にする」と「心配する」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「気にする」とは?
泣いている人や、困っているとき気にかけることを「気にする」【きにする】といいます。
どうしてそのような状態になったのか理由を知りたいと思う気持ちが強く出たとき、人は相手の行動や行為をとても気に留めるのです。
普通であれば素通りしてしまう出来事であっても同年代であったり、同じ方向に行く人であれば目を向けて立ち止まり、何が起きたのか見て状況を確かめます。
「心配する」とは?
心から相手に何が起きたか気遣って目を向けることを「心配する」【しんぱいする】といいます。
相手に何が起きたか心に留めるという意味で使う言葉で、同情心を持って気を向けるのです。
心にかけて相手が危険な状況に追い込まれないか相手を見届けます。
主に、自分の方から悩む相手の今後に目を向けて、大丈夫か心にかける状況で使われている言葉です。
「気にする」と「心配する」の違い
「気にする」と「心配する」の違いを、分かりやすく解説します。
困っている様子の人を見かけたとき、気にかけることを「気にする」といいます。
何が起きたのか気にかけて、悩みを聞くといった行為を指すのです。
それだけ相手が身近な人であり、放っておけない気持ちが強く出ている状況になります。
もう一方の「心配する」は心から相手に同情して、心をかけるわけです。
不安な表情を見せたり、悩みを抱えて不安な気持ちでいる人を指します。
「気にする」の例文
・『試合の途中で得点を入れられないと気にする選手を励ます』
・『事故に遭って障害者となった息子の将来を気にする親も気の毒だ』
「心配する」の例文
・『倒れて病院に担ぎ込まれた姉を心配する妹の背中をさすって落ち着かせた』
・『大雨で飛行機が本当に飛び立つか心配する彼女を落ち着かせた』
まとめ
自らが気にかけるという意味で使われている言葉を取り上げましたが、どのような状況に陥ったときにどう使えばいいか注目してみるといいでしょう。
