この記事では、「年金検定」と「年金アドバイザー」の違いを分かりやすく説明していきます。
「年金検定」とは?
年金検定とは、一般社団法人日本金融人材育成協会が実施している検定試験のことをいいます。
公的年金に関して専門的かつ実用的な知識を身につけていることを証明するための試験になります。
年金検定は2019年に始まった比較的新しい検定試験で、1級と2級があります。
CBT方式というコンピューターを使用する試験が行われます。
受験資格などは特になく、誰でも受験することができます。
公的年期制度の仕組みや老齢給付、障害給付、私的年金、医療保険などの分野から出題されます。
「年金アドバイザー」とは?
年金アドバイザーとは、銀行業務検定協会が認定している民間の資格のことをいいます。
4級・3級・2級があり、2級が最も難易度が高くなっています。
受験資格などはないので誰でも受験できますが、受験者の7割は銀行など金融機関に勤務している人です。
金融機関では年金を含め様々な金融のアドバイスをすることが多いので、業務に役立つ資格といえます。
また、年金について知識を深めたいという一般の人や企業の総務部門に所属している人などが受験することもあります。
「年金検定」と「年金アドバイザー」の違い
年金検定と年金アドバイザーは、主催している団体に違いがあります。
年金検定を実施しているのは一般社団法人日本金融人材育成協会で、年金アドバイザーの試験を実施しているのは銀行業務検定協会です。
どちらの試験も年金に関する知識を問うものですが、出題範囲や出題傾向などは微妙に異なります。
また、年金アドバイザーは金融機関が勤務する人が受験することが多いのが特徴です。
まとめ
年金検定を実施しているのは一般社団法人日本金融人材育成協会で、年金アドバイザーの試験を実施しているのは銀行業務検定協会です。
出題範囲や出題傾向などは微妙に違っています。