この記事では、「密着」と「接着」の意味や違いを分かり説明していきます。
「密着」とは?
相手と離れられない状態を表す言葉を「密着」【みっちゃく】といいます。
隙間なくぴたりとくっついた状態を指す言葉であり、このようなところから深い繋がりを持ってお互いに頼る関係の相手をよく「密着関係にある」といった使い方をするのです。
「カップルは体を密着させた」といえば、とても仲が良い恋人同士が上半身を寄せ合い、心を通わせます。
「接着」とは?
物をもう1つの物体に貼り付けることを「接着」【せっちゃく】といいます。
空気が入らないようにしてぴたりと粘着剤を丁寧に塗り、きれいに貼り付けるのです。
一度貼れば二度と剥がれない粘着度が高い商品を指します。
「接着剤」には簡単に壁紙を壁に貼り付けたり、食器が割れたときは破片を隙間なくくっつけて、元の形に復元させるとき使うものです。
「密着」と「接着」の違い
「密着」と「接着」の違いを、分かりやすく解説します。
人同士が隙間なく肩を寄せ合って離れないことを「密着」といいます。
お互いに頼りにする関係を指す言葉であり、よからぬことを企む者が関係を持っては目的に向って動くという意味で使われている言葉です。
もう一方の「接着」は人が故意に手で制御して物に空気が入らないようにくっつける行為を指します。
主に、被着材料にくっつけたいと思う物に接着剤を塗り、化学的に結びつけて引っ付けるのです。
「密着」の例文
・『取引先と深く密着した良い関係を長年続けている』
・『彼女は彼氏に抱きつき、嬉しそうに密着していた』
「接着」の例文
・『短時間で貼り付けられるボンドは木工用品の接着に優れている』
・『速乾性がある接着剤はすぐ乾くので、短時間で修理して使える』
まとめ
「着」という漢字を使った言葉を2つご紹介しましたが、どういった状態を指すか調べて、どのような状況を表すか意味を学んでみましょう。
