「粘り強さ」と「打たれ強い」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「粘り強さ」と「打たれ強い」の違いとは?違い

この記事では、「粘り強さ」「打たれ強い」の違いを分かりやすく説明していきます。

「粘り強さ」とは?

「粘り強さ」とは物事に耐え忍び最後までやり通そうとする気力です。

失敗が続いたり世間的に逆風であったり、中々成果が出ずうまくいかなくても完了させるまで続ける我慢強さや諦めの悪さが粘り強さと言えます。

目標に対する心の強さとも言えるので批判や反対があっても折れない頑丈さだけでなく、逆に反対意見すらないくらい誰にも目を向けられず成功もなく、何もなくても気力を失わない辛抱強さも指す言葉です。


「打たれ強い」とは?

「打たれ強い」とは叩かれたり殴られたりしても耐える頑丈さです。

体の強さを指す言葉でしたが、叩く殴るを批判や暴言などに置き換えて、そういった逆境にもめげない心の強さを指す言葉としても使われます。

精神的にタフで頑丈な様を指しますが、それは逆風や逆境に対する強さであって、何の成果も手応えもなくても間違っていないと信じられる辛抱強さがあるかどうかは別の話です。

批判を厭わず悪評は気にしなくとも、手応えがなければすぐに見切りをつけてしまう打たれ強い人もいます。


「粘り強さ」と「打たれ強い」の違い

「粘り強さ」「打たれ強い」の違いを、分かりやすく解説します。

物事に耐え忍び逆風があったり手応えがなくとも最後までやり通す心の強さが「粘り強さ」で、逆風や逆境をものともしない心の強さが「打たれ強い」です。

「粘り強さ」は批判や逆境があっても耐えられることと、成果や手応えがなくても耐えられる辛抱強さを両方含みます。

それに対して「打たれ強い」かどうかは批判や逆境に耐えられるかどうかだけで決まり、成果も何もないときの辛抱強さは含みません。

まとめ

心が逆風などの外的要因にも成果や手応えがない不安のような内的要因にも強いかどうかが「粘り強さ」であり、逆風などの心を折る外的要因に強いのが「打たれ強い」です。

「粘り強さ」「打たれ強い」かどうかと心を折る内的要因に対する強さである辛抱強いかどうかを合わせた言葉とも言えるでしょう。

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