この記事では、「補う」と「詰め直す」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「補う」とは?
数が足りないときは、同じもので満たすことを「補う」【おぎなう】といいます。
鉄分不足が気になるときは栄養飲料で満たしたり、欠員が出たときは出られる者を代わりに入れるのです。
また、店の売上げとレジのお金が合わないときは自分のお金を出して合わせます。
このように、損失や欠陥、時間といったものが不足しているときに満たすという意味があるわけです。
「詰め直す」とは?
箱の中に入れたものが乱れたとき、きれいに入れ直してもう一度梱包することを「詰め直す」【つめなおす】といいます。
歯医者では虫歯になった歯を削り、詰め物を新しい物にするのです。
このようなところから、勉強して頭の中に入れた知識で古いものは削除して、新しい情報を入れて記憶します。
このように、入れ替えるといった意味でも使われています。
「補う」と「詰め直す」の違い
ここでは「補う」と「詰め直す」の違いを、分かりやすく解説します。
本来であれば満たされるべき量や数が足りていないとき、満たすようにすることを「補う」といいます。
欠陥や損失、欠点があるときは同じもので満たすという行為を指すのです。
もう一方の「詰め直す」は、新しいものと古い物を入れ替えます。
とくに、容器の中の物が古くなったとき新しくしたり、乱れたところを綺麗に並べ替えるという行為を指すわけです。
「補う」の例文
・『投資で損失を出したときは、新たにお金を振り込んで補う』
・『運動不足になったので、仕事帰りにジムに行って補う』
「詰め直す」の例文
・『今日は歯医者に行って2本の歯を削り、銀歯を詰め直す』
・『配達していて中身が飛び出たので、もう一度詰め直す』
まとめ
数が少ないとき同類のもので満たすか、新しい物にするかの違いがある言葉を取り上げました。
どのように使うか調べて、うまく使い分けてみるといいでしょう。