この記事では、「お絵かき」と「落書き」の違いを分かりやすく説明していきます。
「お絵かき」とは?
「お絵かき」は「おえかき」と読みます。
意味は、「絵を描くこと全般を表す幼児語」です。
小さな子供が絵を描くのは、好奇心や自己表現力を育てる大切な行動のひとつです。
親や保育士などが、子供に対し適切な場所や道具を用いて絵を描かせる様に導くことに使われ、一般的に「絵を描くこと」の俗語的な表現としても使われています。
「お絵かき」の言葉の使い方
「お絵かき」は名詞として「お絵描きする・した」「お絵描きソフト」などと使われます。
「お」は言葉を上品にする美化語、「絵」は「線や色で姿や形をえがいたもの」という意味、「かき」は動詞「かく(描く)」の連用形が名詞化した言葉で、「絵・模様や図をえがく」という意味、「お絵かき」で「適切な状況で、線や色により姿や形をえがくことを丁寧にした言葉」になります。
「落書き」とは?
「落書き」は「らくがき」と読みます。
意味は「汚してはいけない場所に、いたずらで絵や文字を描くこと」です。
壁や教科書など、本来絵や文字を記してはいけないところに、軽い気持ちで描くことを表します。
「落書き」の言葉の使い方
「落書き」は名詞として「落書きする・した」「落書き帳」などと使われます。
「落書き」の語源は「落書(らくしょ)」という言葉で、昔の日本で、政治や権力者などに対して批判する文書を匿名で記し、人目に付きやすい場所に落として人に拾わせたことから使われる様になりました。
ここから転じて「本来書いてはいけないところに、ふさわしくない絵や文字を書くこと」という意味になったのです。
「お絵かき」と「落書き」の違い
「お絵かき」は「適切な状況で、線や色により姿や形をえがくことを丁寧にした言葉」です。
「落書き」は「本来書いてはいけないところに、ふさわしくない絵や文字を書くこと」です。
「お絵かき」の例文
「お絵かき」の例文は以下の通りです。
・『子供が幼稚園でお絵かきする』
・『お絵かき帳を新しく買う』
・『お絵かきソフトでイラストを作成する』
「落書き」の例文
「落書き」の例文は以下の通りです。
・『家の塀に落書きされる』
・『子供がふすまに落書きする』
・『落書きアートで町おこしする』
まとめ
今回は「お絵かき」と「落書き」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。