この記事では、「芝麻醤」と「練りゴマ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「芝麻醤」とは?
芝麻醤とは、ゴマを炒って細かくすり潰した練りゴマに植物油や調味料などを加えてペースト状にしたものをいいます。
油にはゴマ油やサラダ油などを使用します。
また、芝麻醤と書いて「ジーマージャン」と読みます。
芝麻醤は中華料理によく使われている調味料です。
棒棒鶏にかけるゴマだれや担々麺、冷やし中華などに用いられます。
棒棒鶏は蒸し鶏にタレをかけた料理で、冷菜の1つになります。
それからしゃぶしゃぶのゴマだれとして用いられることもあります。
「練りゴマ」とは?
練りゴマとは、ゴマを炒って油が出るまですり潰したものをいいます。
ゴマから作ることもありますし、スーパーマーケット等には練りゴマとしても販売されています。
ゴマには油が含まれているので、すり潰すことでペースト状になります。
ゴマにはタンパク質や食物繊維、ビタミン、ミネラルといった栄養素が豊富に含まれていますが、殻が硬いのでそのままだとあまり吸収されません。
練りゴマにすることで、吸収されやすくなります。
練りゴマは、和え物にしたりサラダにかけるドレッシング等に使うことが多いです。
「芝麻醤」と「練りゴマ」の違い
ゴマを炒ってすり潰し、ペースト状にしたのが練りゴマです。
芝麻醤は、練りゴマにゴマ油やサラダ油などの植物油や調味料を加えたものをいいます。
ゴマには油分があるので練りゴマはペースト状になりますが、芝麻醤の方がそこに油を加えているので滑らかです。
芝麻醤の方が油分が多いので、こってりさせたい時やコクを出したい時などには練りゴマよりも向いています。
その反対にあっさりした方が良いという場合には、芝麻醤よりも練りゴマの方が適しています。
まとめ
芝麻醤は、練りゴマにゴマ油やサラダ油などの植物油を加えたものです。
どちらもペースト状ですが、芝麻醤の方が滑らかになっています。