この記事では、「自尊心」と「自己肯定感」の違いを分かりやすく説明していきます。
「自尊心」とは?
自分が人より優れた能力がある、考え方ができる尊い人間だと思う気持ちを「自尊心」【じそんしん】といいます。
優れた能力を持つ自分を尊敬する気持ちと、好意的な感情を持ち、大切にしたいと思う心が強くなるのです。
この「自尊心」が強く出るほど辛い出来事にも立ち向かえる人間であると思う気持ちが強くなり、ポジティブな感情も高まります。
孤独に勝てるようになり、厳しい現実にも目を向けられる人間になるわけです。
「自己肯定感」とは?
ありのままの自分を受け入れて、前向きに生きようと考える人が持つ感情を「自己肯定感」【じここうていかん】といいます。
失敗しても、見た目に劣等感を持っていてもこれが自分の個性だとうまく受け入れられるのです。
また、何があっても自分を嫌うこともなく、受け入れてはどのようにすれば失敗がなく、問題なく仕事ができるか、服を着こなして楽しめるかが考えられます。
「自尊心」と「自己肯定感」の違い
「自尊心」と「自己肯定感」の違いを、分かりやすく解説します。
人よりも自分に対して尊いと思う気持ちが強く、評価も高くできるのが「自尊心」です。
自分はどのような人間か分析しては高く評価するため元気に生きられるだけでなく、無理だと感じる場合でも挑戦して、身に付けて成し遂げられるように考えて実行します。
もう一方の「自己肯定感」は自らの劣等感をも認めて、生きようとする気持ちを指す言葉です。
「自尊心」の例文
・『自尊心を強化する者は過去を捨て、新たに人間関係を築ける』
・『学業においても強い自尊心を持てば難しい問題も放り出さない』
「自己肯定感」の例文
・『大人が子供の考えを否定しないのが自己肯定感を高める方法だ』
・『自己肯定感が高い人は、常に毅然とした態度を見せる』
まとめ
似た意味を持つ言葉を2つご紹介しましたが、意味や使い方に違いがあります。
どのような人に対してどう使えばより言葉の意味が伝えられるかを考えてから使ってみましょう。
