世界に羽ばたくジャパニーズフルーツの代表!?
この記事では、「次郎柿」と「富有柿」の違いを分かりやすく説明していきます。
「次郎柿」とは?
「富有柿」と人気を二分する代表的な柿だと言っていいでしょう。
学名がJiroと付けられており、そのまま海外でもJiroと愛称で呼ばれ人気を誇ります。
静岡県と愛知県で全国の生産量の8割を占めるのが特徴的。
食感を楽しむ柿とも言われ、適度な歯応えと清涼感のある甘さが味わえます。
果汁が少ないのが甘さが後を引かない理由だと言っていいでしょう。
「富有柿」とは?
19世紀から既に栽培は始まっており、改良に改良が重ねられて現在の「富有柿」になったとされます。
富有は中国語から取った意味合いです。
学名もFuyuであり、既に世界に広まって久しく特にアメリカでは日本のみかんとともに確固たる人気を築いた品種だと言っていいでしょう。
甘柿の王様として有名であり、現代では奈良県と古くからの産地岐阜県産のものが特に有名です。
肉厚で柔らかくジューシーな果汁がたっぷりなのが特徴。
平均糖度は「次郎柿」と変わりませんが、果汁感に富んでおり甘さが持続するのが長所だと言えるでしょう。
「次郎柿」と「富有柿」の違い
「次郎柿」と「富有柿」の違いを、分かりやすく解説します。
「次郎柿」は特に愛知、静岡、山梨、神奈川近郊のスーパーでは一般的な柿だと言っていいでしょう。
愛知県と静岡県で全国の8割以上の生産がされているためで、この2県では一般的に柿といえば「次郎柿」を指すほどです。
「富有柿」は比較的広域で栽培されていますので、愛知県と甲信地方以外では一般的な柿は「富有柿」を指します。
ただし人気を二分する理由はその味と食感だと言っていいでしょう。
「次郎柿」はサクッ、コリッとした固い食感が楽しめ、糖度は16度以上ながらも果汁が少ないため爽やかな甘みが楽しめます。
一方の「富有柿」果肉が厚く柔らかいのが特徴で果汁がタップリでジューシー。
ただし完熟した後のブヨブヨとした食感は好き嫌いが別れるところだと言えます。
まとめ
平均糖度はともに16度前後です。
しかし「次郎柿」は食感に優れており果汁が少ないため、サッパリとした清涼感のある甘さが特徴。
一方の「富有柿」は柔らかく肉厚な食感とたっぷりの果汁が特徴だと言っていいでしょう。
特に果汁の多さから甘さが余韻をひく印象になります。