置かれた状態だと遠目からではまずわからない?
この記事では、「アコギ」と「クラギ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「アコギ」とは?
“acoustic”電気を使わないを意味するギターであるアコースティックギターを指します。
特徴はスチール製の弦を使っている事でしょう。
ブロンズ弦もアコギは使う場合がありますが、基本的には金属弦を使います。
至極当然ですが張力が上がるためにそれ対応する形で各部位の強度が上がっているのが特徴だと言えるでしょう。
ライブで遠くから見た外観ではわかりづらいですが、ギターショップや楽器店で手にすると細部の作りの違いがわかるでしょう。
「クラギ」とは?
“Classical”の名称がつく通り原型は14世紀半ばに生まれ、19世紀には1つの完成形に至ったのがクラシックギター、若しくはクラシカルギターです。
古くはガットを使っていた事からガットギターと呼ばれていた時代もありました。
現在では一般的なナイロン素材の弦が主流ですが、チタン弦やフロロカーボンなるプラスチックの弦も出現。
また技術革新によりハイブリッドなものも出現しています。
「アコギ」と「クラギ」の違い
「アコギ」と「クラギ」の違いを、分かりやすく解説します。
はっきり言ってしまえば近くに寄らないと外見だけでは見分けがつきません。
遠くから見た場合に一番わかりやすいのはピックガードの有無でしょう。
また隣接しているサウンドホールも「アコギ」特有のものであり、弦の音をボディで共鳴させて穴から出すものなのです。
ただしサウンドホールカバーをして置かれた状態ではこちらも側に寄らないとまずわからないと思われます。
一番の違いはやはり音だと言っていいでしょう。
柔らかく温かみのある非金属的な音を奏でる事ができるのが「クラギ」の特徴です。
一方の「アコギ」は華やかな金属音がするのが特徴だと言えるでしょう。
まとめ
「アコギ」と「クラギ」の違いが一番ハッキリするのは音の硬軟。
弦の素材によるものだと言っていいでしょう。
演奏していない状態で遠くから傍目に区別するのは難しいですが、「アコギ」にはサウンドホールやピックガードがついているのが一般的。
またサウンドホール周りのインレイにプロのアーティストならば自身のカスタム化を施している場合もあります。
楽器店で実際に手に取ってみるとネック等細部の違いがハッキリとわかるはずです。