この記事では、「ご自由にお使いください」と「ご自由にどうぞ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ご自由にお使いください」とは?
好きに使ってよい、という意味です。
「ご自由」は「自由」を尊敬の意を表す言い方にしています。
「ご」は他人の行為や持ち物を表す語につけると、その人に尊敬の意を表します。
「自由」は、自分の思うままに振る舞うことができることという意味です。
「お使い」は「使う」の連用形の「使い」に「お」をつけています。
動詞の連用形に「お」をつけて、その後に「ください」を続けた形で、相手にある事柄をするように求める意を表します。
この言葉は、何かを使ってよいという意を丁寧に表現したものです。
誰かに断ることなく使ってよいときに、このようなことを伝えておきます。
「ご自由にどうぞ」とは?
好きにしてよい、という意味です。
「どうぞ」は、相手に何かをすすめたり、承知や許可を与えたりするときに用いる言葉です。
「ご自由にどうぞ」だけ伝えても、何をすすめているのかわかりません。
そのため、この言葉はすすめるものを示しながら使用をします。
たとえば、カゴにポケットティッシュが入って置いてあるとします。
このポケットティッシュは無料のもので、欲しい人は誰かに断ることなく持って行ってよいです。
そういったときに、この言葉を書いた紙をそばに置いておきます。
ある丼ものは、そのまま食べてもよし、調味料を加えてもよし、といろいろな食べ方ができます。
食べ方はその人の好きにしてよいです。
こういったときも「ご自由にどうぞ」が使われます。
「ご自由にお使いください」と「ご自由にどうぞ」の違い
「ご自由にお使いください」と「ご自由にどうぞ」の違いを、分かりやすく解説します。
前者は、「何かを使ってよい」という意味で用います。
後者は、「何かを使ってよい」という意味で用いることもあれば、「自由に持って行ってよい」「自由に行動をしてよい」などの意味でも用いることができます。
まとめ
一方は「使う」という意味しかありませんが、もう一方は「使う」以外の意味も持っています。