この記事では、「末筆ながら」と「末筆ではございますが」の違いを分かりやすく説明していきます。
「末筆ながら」とは?
相手に手紙をしたためるとき、敬意を持って締めくくるとき「末筆ながら」【まっぴつながら】と一番先に書きます。
ビジネスでは文章を書くとき最後に相手が元気に暮らせて、幸せが訪れるよう祈る気持ちをそっと添える言葉を書いて、相手との良い関係が築けるよう気持ちを表すのです。
また、目上の方への手紙であれば、適切な指導してくれるよう丁寧に頼む気持ちを書いて送るのです。
「末筆ではございますが」とは?
目上の方やお世話になった人へ手紙をしたためるとき、最後に「末筆ではございますが」【まっぴつではございますが】と書きます。
手紙を書いた後、相手への健康を心から願ったり、会社の商品が売れて収益が上がるよう願う言葉を丁寧な敬語で伝えるため、一番先頭に書くわけです。
また、暑い日々が続いたり、寒い日であるため相手の体調を気にかける気持ちを伝えます。
「末筆ながら」と「末筆ではございますが」の違い
「末筆ながら」と「末筆ではございますが」の違いを、分かりやすく解説します。
大事な取引先や目上の方へメールを出すとき、最後に「末筆ながらこの先もよろしくお願いします」と丁寧に伝えるとき使う言葉です。
もう一方の「末筆ではございますが」は「末筆ながら」よりも控えめで、丁寧な口調で上司や権力がある人へ手紙を書くとき使えば、失礼なく相手を気遣える言葉になります。
また、相手に対して心を込めてお詫びするとき、より感情を込められる敬語になるのです。
「末筆ながら」の例文
・『末筆ながら、前回の問題点について心よりお詫び申し上げます』
・『末筆ながら、○○様のご健康と一家の繁栄をお祈り致します』
「末筆ではございますが」の例文
・『末筆ではございますが、寒さに負けず、どうぞご自愛下さい』
・『末筆ではございますが、貴方様とご家族に幸ありますようお祈り致します』
まとめ
文章の一番最後に相手の健康や幸福があるように祈るため書く言葉を2つご紹介しました。
より丁寧な言葉で伝えるときは「ございます」をつけると覚えておくといいでしょう。