「届ける」と「移送」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「届ける」と「移送」の違いとは?違い

この記事では、「届ける」「移送」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「届ける」とは?

商品を購入した人に品物を渡す行為を「届ける」【とどける】といいます。

お店で購入したお米や酒、果物といった重い物を宅配で家に届けてほしいと思うとき、宅配便を利用した人が依頼する方法です。

また、街で知らない人の携帯電話を拾ったときは警察署へ持って行くその行為を指します。

他にも迷子になった子供を保護して、総合窓口に連れて行くのも「届ける」になるのです。


「移送」とは?

品物を今ある場所から適した環境で保管するために移動させることを「移送」【いそう】といいます。

店の人が購入した品物が食品であれば、早めに車で届けて移すのです。

また、郵便物を管轄する場所にある郵便局へ届けて、一時的に保管します。

このように、物を今扱っている拠点から次の場所へと移動させて、目的地へ移し変えることを指す言葉です。


「届ける」と「移送」の違い

ここでは「届ける」「移送」の違いを、分かりやすく解説します。

出来立ての弁当を注文者に持って行く行為を「届ける」といいます。

また、上司に頼まれた部下が書類を先方がいる場所まで行き、手渡す行為が当てはまるわけです。

もう一方の「移送」は、今ある地点からまた違う場所へ移動させるという意味があります。

工場で作った物を問屋に卸すため箱へ詰めて車に積んで移動させるのです。

そこからまた店に持って行くため移動させます。

「届ける」の例文

・『離れて暮らす娘に手編みの手袋を届けると喜んだ』
・『弟が三味線を弾けるか観客席で見届ける姉であった』

「移送」の例文

・『犯人を現場から移送して、留置所へ連れて行く』
・『品物を荷台へ載せて、直接届けるため移送した』

まとめ

物を持ち運ぶ点は同じですが、何をどう運ぶかによって使い分けが必要な言葉になります。

何をどのように運ぶかに着目して、使い分けるといいでしょう。

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