この記事では、「お尋ねしたいのですが」と「お尋ねしたいことがあるのですが」の違いを分かりやすく説明していきます。
「お尋ねしたいのですが」とは?
「お尋ね」は「おたずね」と読み、相手に質問する、あるいは人を探すといった意味合いの言葉です。
「お尋ねしたい」という表現は、「聞きたい」を敬語形にした言い方で、目上の相手に対して使われています。
つまり、「お尋ねしたいのですが」とは、相手に対して敬意を表しつつ、「聞きたい、教えて欲しい」といった意味合いを相手に伝えた言葉です。
例えば、「お尋ねしたいのですが、駅に行くにはどの方向へ向かえば良いですか」などのように使うことができます。
「お尋ねしたいことがあるのですが」とは?
「お尋ね」は、相手に聞くことを丁寧な敬語表現にした言葉ですが、「お尋ねしたいこと」という言い回しになると、知りたい、あるいは確認したい「物事」そのものを指す表現となります。
例えば、「お尋ねしたいことがあるのですが、〇〇レストランの場所をご存知ですか?」のように、特定のある物事について確認したい場面などが挙げられます。
「お尋ねしたいのですが」と「お尋ねしたいことがあるのですが」の違い
「お尋ねしたいのですが」と「お尋ねしたいことがあるのですが」は、どちらも相手に「聞きたい」や「知りたい」、「教えてほしい」といった気持ちを伝える言葉ですが、前者は「教えてほしい」と述べており、後者は「教えてほしいことがある」と述べているといえます。
似たようなフレーズですが、「お尋ねしたいこと」は限定された情報や条件であるケースが多く、お互いに事情を共有している可能性がある、または、その物事について知っている可能性が高い場面で相応しい表現ともいえるでしょう。
まとめ
いかがでしたか。
「お尋ねしたいのですが」と「お尋ねしたいことがあるのですが」は、どちらも相手に「聞く」ことを伝えた言葉ですが、ニュアンスに僅かな違いがあります。
特に後者については、ある特定の物事や情報について、相手から教えて欲しい場面で用いる表現といえます。
