「型破り」と「形無し」の違いとは?分かりやすく解釈

「型破り」と「形無し」の違いとは?違い

この記事では、「型破り」【かたやぶり】と「形無し」【かたなし】の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「型破り」とは?意味

常識的な考えで終わるのではなく、独創性を持った発想して行動することを「型破り」【かたやぶり】といいます。

多くの人がやりたくても実行できずに終わらせてしまうのに、自ら積極的に実践するその行動は人を驚かせます。

その驚く行動は、新しい道を切り開いた格好いい姿に見えるのです。

型にはまらない自由気ままな行動ができる人を褒めるときや、尊敬する気持ちを伝える場面で使われています。


「形無し」とは?意味

本来の形が崩れてしまい、損なうことを「形無し」【かたなし】といいます。

基礎をしっかり習得しないまま見よう見真似でやったところで、本来やるべきことがうまくできないところに、見る人をがっかりさせてしまうのです。

そのような「形無し」にならないように、勝手なことをするのではなく、形の基礎を習得してから正しい形を作らなければなりません。


「型破り」と「形無し」の違い

「型破り」「形無し」の違いを、分かりやすく解説します。

人がやろうとしても実行できないことを実践して、見事成し遂げた者の行為を「型破り」といいます。

道を切り開くように、新しいことに挑戦して実行ができる行動が素晴らしいと多くの人に思わせるのです。

もう一方の「形無し」は知識がないのに、あたかもあるように振舞うことで、みじめになるさまを表すという意味があります。

期待させておいて、うまく出来ない結果は体面を失うわけです。

「型破り」の例文

・『今までにない型破りな方法で、兄が悪い状況を改善した』
・『社長は部下を驚かせる型破りな発想で悩みを解決した』

「形無し」の例文

・『実をつけた野菜が台風で形無しになった』
・『大金を注いで開店させた店も、感染症で形無しになる』

まとめ

似ているようで、意味や使う場面に違いがある言葉を2つご紹介しました。

相手はどちらの言葉に当てはまる行為や考えかをよく見てから選んでみるといいでしょう。

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