「ボツ」と「お蔵入り」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「ボツ」と「お蔵入り」の違いとは?違い

この記事では、「ボツ」「お蔵入り」の違いを分かりやすく説明していきます。

「ボツ」とは?

ボツとは、何らかの案やアイディア、ネタなどを採用しないことをいいます。

元々は「没書」のことで、送られてきた原稿を採用せずに雑誌などに掲載しないことを指していました。

没書は「ボッショ」といいますが、単に「没」というようになり、カタカナで「ボツ」と表記するように変化していきました。

「ボツにする」とか「ボツになった」等の使い方をします。


「お蔵入り」とは?

お蔵入りとは、計画されていた事柄が何かの理由で中止になり世間の目に触れない状態のまま棚上げになってしまうことをいいます。

映画やテレビドラマ等で用いられることが多く、制作を開始したものの公開されたり放映されたりしないままの状態になったものを指すことが多いです。

すでに作品が完成している場合もありますし、制作途中の場合もあります。

また、本や写真集などの分野で用いられたりもします。

お蔵入りになる理由は様々で、社会情勢や出演者のスキャンダル、資金面の問題などが挙げられます。


「ボツ」と「お蔵入り」の違い

ボツは案やアイディア等が採用されないことで、お蔵入りは計画されていたことが中止になって世間の目に触れないままの状態になることです。

お蔵入りは案やアイディアがすでに何らかの形になり、制作が始まっている作品に対して使用します。

ボツは作品になる前の段階が対象となります。

「ボツ」の例文

・『良いアイディアだと思ったけれど、ボツになってしまった』
・『ボツになった案を練り直して再提案してほしい』

「お蔵入り」の例文

・『出演していた主演俳優が不倫スキャンダルを起こしたためお蔵入りになった』
・『この映画は制作がすでに始まっていたけれど、資金が足りなくなったためお蔵入りになりそうだ』

まとめ

ボツは何らかの案やアイディアを採用しないことで、お蔵入りは計画していた事柄が何らかの理由で中止になり世間の目に触れないままの状態になることです。

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