この記事では、「リニューアル」と「リプレース」の違いを分かりやすく説明していきます。
「リニューアル」とは?
「リニューアル」とは、「更新」または「再生」などを示す英単語「renewal」を由来とする言葉です。
お店の内装や外観などを改装したり、商品などを一掃してすべて新しいものなどで埋め尽くすなどという意味合いで使われており、「内容を一新する」あるいは「刷新(さっしん)する」などというニュアンスで用いられている文言です。
「リプレース」とは?
カタカナでは「リプレイス」と表記されることもある「リプレース」とは、「取り替える」ないし「交換する」などという意味をもつ英単語「replace」を語源とする言葉です。
IT用語としてハードウェアやソフトウェアなどを新しいものや別のものなどに置き換えるなどという意味合いで用いられており、またゴルフ用語としては拾ったボールを元の位置に再び置くなどという意味で使用されています。
「リニューアル」と「リプレース」の違い
「リニューアル」と「リプレース」はいずれの語句も「新しくする」または「入れ替える」などという意味合いで使われている文言です。
受ける印象は少々似ていますが、実際には異なる意味をもつ表現として使われており、「リニューアル」は「新しく変える」、「リプレース」は「場所を変える」などというニュアンスで用いられています。
また、「リプレース」には新しくするという意味は含まれておらず、「交換する」という意味合いが強い表現として扱われています。
「リニューアル」の例文
・『駅前のパチンコ屋が昨日リニューアルしたばかりなのでちょっと行ってみますか』
・『リニューアルオープンしたレストランですが、メニューは代わり映えしませんね』
「リプレース」の例文
・『古い社内システムをリプレースしますので、少々お時間をいただきます』
・『ゴルフでは基本的にプレーヤーのみがリプレースすることができます』
まとめ
「リニューアル」と「リプレース」は、どちらの言葉も「入れ替える」などという意味合いで使われている文言です。
使用する際にはそれぞれの語句がもっている微妙なニュアンスの違いに気をつけながら上手に使い分けるようにしましょう。