焼き肉店で、肉を食べるときに付け合わせで出てくるものの一つに「サンチュ」があります。
もともとは韓国で焼き肉を食べるときに必ず一緒に食べる野菜が「サンチュ」と呼ばれ、日本でもその呼び名を継承しています。
それでは、この「サンチュ」とはどういう意味でしょうか。
また、「レタス」とは、どう違うのでしょうか。
この記事では、「レタス」と「サンチュ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「レタス」とは?
「レタス」とは、キク科アキノノゲシ属の食用の野菜の一つであり、日本ではサラダの主要な材料として最もよく使われています。
「レタス」という単語は、英語の「lettus」をカタカナで表記したものですが、これはラテン語で乳をあらわす「lac」から来ています。
「サンチュ」とは?
「サンチュ」とは、キク科アキノノゲシ属の食用の野菜の一つです。
「サンチュ」という名前は韓国語での名称で、日本名は「カキチシャ」、「包菜」などと呼ばれています。
「レタス」と「サンチュ」の違い
「レタス」と「サンチュ」の違いを、分かりやすく解説します。
この2つの言葉は、キク科アキノノゲシ属の野菜であることは同じですが、狭義においては、種類が違う野菜です。
見た目の最も大きな違いは、「レタス」が球状になっているのに対して、「サンチュ」は葉が並んでいる状態で生育します。
その意味では「サンチュ」は「レタス」よりも「サニーレタス」に近いと言えるでしょう。
「レタス」という言葉は、広義においては、日本名「チシャ」と同義で、アキノノゲシ属のすべての野菜のことを指す場合もあるので、その意味では「サンチュ」は「レタス」のひとつとも言えます。
まとめ
この記事では、「レタス」と「サンチュ」の違いを、解説してきました。
韓国のほとんどの焼き肉店では、「サンチュ」は注文しなくても他の大量の付け合わせと共に出てきて、どれもお代わり自由です。
焼き肉をサンチュやえごまなどの野菜で巻いて食べる習慣があるのは、栄養のバランスと色目のアクセントになるからでしょうが、キムチなどの唐辛子とともに、韓国の人たちには日本人ほど肥満率が高くない原因でもあるでしょう。