「一致団結」と「切磋琢磨」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「一致団結」と「切磋琢磨」の違いとは?違い

この記事では、「一致団結」「切磋琢磨」の違いを分かりやすく説明していきます。

「一致団結」とは?

「一致団結」とは大勢の心が一つになり、同じ目的のために力を合わせることです。

集団で同じ物事に対して同じ目的を持ちそれを実現させようと考え、そのためにそれぞれが協力しあって行動するのが一致団結と言えます。

一致団結していると表現できる集団はその目的を達成させることが目的であり、集団の中の個人同士で他の人を出し抜こうとしたり、より腕を磨こうとは考えていません。

あくまでも目的達成が第一目標です。


「切磋琢磨」とは?

「切磋琢磨」とは宝石などを磨くように自分の能力や人間性を高めることです。

特に自分一人で自己研鑽するのではなく、同じ立場の人達とお互いに高め合うことを指します。

どのような形で高め合っているのかは決まっていないので、学生同士でお互いわからないことを教え合うような協力関係であることも、スポーツ選手が抜きつ抜かれつの関係にある相手に勝ちたいという気持ちを練習のモチベーションにするような競い合う形もあるでしょう。

実際の行動がなんであれ、切磋琢磨の第一目標は能力などを高めることです。


「一致団結」と「切磋琢磨」の違い

「一致団結」「切磋琢磨」の違いを、分かりやすく解説します。

集団の心が目的を達成することで一つになりそのために力を合わせて協力している状態が「一致団結」で、集団の中で他の人達とお互いに能力を高めあうのが「切磋琢磨」です。

「一致団結」はお互いが協力関係で仲間と言えますが、「切磋琢磨」は協力関係ということもあれば競い合う敵対関係ということもあります。

また「一致団結」している場合何を目的にしているかはその時々で変わりますが、「切磋琢磨」はそれぞれが自分を高めることで目的が変わりません。

まとめ

「一致団結」は全員で一つの目的のために協力関係になることですが、「切磋琢磨」は自己研鑽という目的を持った人達が時には助け合い時には競い合うというようなものなので、それぞれ協力しあっている関係だとしても根っこの部分が違います。

「一致団結」は自分の力だけじゃなくても目的を達成したいという人達が集まって助け合いますが、「切磋琢磨」は自分を磨きたい人達が集まってその中で利害が一致しているというだけです。

違い
違い比較辞典