この記事では、「一致団結」と「協力」の違いを分かりやすく説明していきます。
「一致団結」とは?
「一致団結」は「いっちだんけつ」と読みます。
意味は「企業や組織など、集団に属する人達が、ひとつの共通する目標に向けて、志を同じくしてまとまること」です。
あるものごとを達成するために、それに携わる人たちが気持ちをひとつにしてまとまって取り組む様子を表します。
「一致団結」の言葉の使い方
「一致団結」は名詞として「一致団結する・した」「一致団結して戦う」などと使われます。
「一致+団結」で成り立っている四字熟語で、「一致」は「二つ以上のものがぴったり一つになること」「くいちがいなく同じであること」という意味、「団結」は「多くの人が共通の目的のために一つにまとまること」という意味、「一致団結」で「多くの人が共通の目的のために、ぴったりひとつにまとまること」になります。
基本的に、気持ちをひとつに合わせる状態に使われる言葉です。
「協力」とは?
「協力」は「きょうりょく」と読みます。
意味は「複数の人達が、力を合わせて事に当たること」です。
同じ集団にいる・いないに関係なく、複数の人達が、それぞれの持つ力を出し合って、ひとつのものごとに取り組むことを表します。
「協力」の言葉の使い方
「協力」は名詞として「協力する・した」「協力を願う」などと使われます。
「協」は「力を合わせる」「話し合ってものごとをまとめる」という意味、「力」は「肉体的、精神的なちから」「その物に備わる働きや勢い」という意味、「協力」で「複数の人が、自分に備わっている知識や技量を合わせてものごとにあたること」になります。
基本的に、それぞれの能力を出し合うことに使われる言葉です。
「一致団結」と「協力」の違い
「一致団結」は「多くの人が共通の目的のために、ぴったりひとつにまとまること」です。
「協力」は「複数の人が、自分に備わっている知識や技量を合わせてものごとにあたること」です。
まとめ
今回は「一致団結」と「協力」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。
