この記事では、「やきもき」と「イライラ」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「やきもき」とは?意味
気をもんで落ち着かず、そのうちいらいらしてしまうさまを「やきもき」と言い表します。
家族の帰りが遅いとき、一言連絡ぐらい入れてくれればいいのにと思っては不安になり、苛立つ気持ちに包まれた人が表す感情として使われている言葉です。
とくに、子供が受験に受かったか心配して不安になるときや、面接に無事受かったか考えると落ち着かず、心配してしまうときよく起こる感情の高ぶりを表します。
「イライラ」とは?意味
静かに勉強したいと思っているとき、周囲がうるさいと集中できない人の気持ちが落ち着かなくなり、そわそわし出すと苛立ちを覚えるときの感情を「イライラ」と言います。
子育てしている人は子供が言うことを聞かなくて苛立ちを覚えたり、うまく指示したように部下が動かないところに上司は怒りを覚えますが、直接その気持ちをぶつけられないでいる自分にストレスを強く感じてしまい、最終的に「イライラ」してしまうのです。
「やきもき」と「イライラ」の違い
いまいち自分が知りたいと思う情報が入ってこないために落ち着かず、気をもむことを「やきもき」と言います。
じっとしていられないほど大丈夫かと不安になり、そのうちこんなにも心配しているというのに、気にもしない相手の様子に苛立ちを覚える気持ちが感情に出るわけです。
もう一方の「イライラ」は、自分がこのようにしてほしいのに、相手がそのようにならないところに怒りを感じたときに見せる感情であり、気分がいちじるしく悪い状態を表します。
「やきもき」の例文
・『遠距離恋愛する彼女からまったく連絡がなくてやきもきする』
・『いつもやきもきさせる姉の行動に妹は心底苛立ちを覚える』
・『もう帰ってもいい時間なのに、子供の姿が見えないときひどくやきもきする』
「イライラ」の例文
・『何度注意しても車を家の敷地にはみ出して駐車させる隣人にイライラする』
・『夕食の時間なのに、ちっとも降りてこない息子にイライラする』
・『昨日からずっとイライラがとまらない私は、つい物に当たってしまう』
まとめ
どちらも苛立つ気持ちを表すときに使われている言葉であり、いかに穏やかではない状態かが分かります。
どちらを選べば今の状態をうまく表せるか考えてみるといいでしょう。