「お転婆」と「破天荒」の違いとは?分かりやすく解釈

「お転婆」と「破天荒」の違いとは?違い

活発で元気な様や豪快な性格を示す言葉には「お転婆」「破天荒」があります。

この記事では、「お転婆」「破天荒」の違いを分かりやすく説明していきます。

「お転婆」とは?

「お転婆」とは女の子が元気で男勝りな性格を示す時に使う言葉です。

「お転婆」は特に若い女性や少女に対して使う言葉であり、男性のような活発さや女性独特な恥じらいがない性格を示すのが特徴です。

「お転婆」に使われている「転婆」は当て字であり、ほとんどの場合は「お転婆」という表現のみを使います。

「お転婆」の類義語としては「おきゃん」があり、こちらも同様に男勝りな性格や慎みがない少女を表す時に使います。


「破天荒」とは?

「破天荒」は中国で作られた故事成語であり、前人未到の偉業を成し遂げることや誰もしなかったことを初めてする時に使う言葉です。

この「破天荒」は型破りな性格や豪胆な性格という意味として誤用されることが多いので、使用する際には注意が必要です。

「破天荒」で成される行為や試みは斬新でよいものから、時には悪い行為に対して使うことも可能です。


「お転婆」と「破天荒」の違い

「お転婆」は若い女性や少女が男勝りな性格であることや、恥じらいがない様を示す時に使う言葉です。

「破天荒」は誰もやったことがない挑戦する時や、前人未到の偉業を達成する時に使います。

「破天荒」はよく豪胆な性格や大胆不敵な様を示す意味として使われますが、こちらは誤用です。

「お転婆」の例文

・『お転婆娘をテーマにした下町の物語が上映されている』
・『幼なじみはお転婆な性格だったが、久しぶりに会ったら凄く落ち着いた性格になっていました』

「破天荒」の例文

・『その事業は破天荒なものだったが、彼の剛腕によって大成功を収めた』
・『海への進出は破天荒な考えだと思われたが、ついに達成された』

まとめ

「お転婆」は若い女性や少女が男勝りで恥じらいのない性格を示す時に使う言葉です。

「破天荒」は新しい挑戦や誰もやっていないことに取り組む時に使います。

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