「仏教」と「佛教」の違いとは?分かりやすく解釈

「仏教」と「佛教」の違いとは?違い

この記事では、「仏教」「佛教」の違いを分かりやすく説明していきます。

「仏教(ぶっきょう)」とは?

「仏教」とは、紀元前5世紀頃のインドにて「釈迦」によって創始された宗教です。

インドで興った「仏教」はアジア地域全体へと広がってゆき、今やキリスト教やイスラム教と並ぶ「世界三大宗教」の1つに数えられています。

世界へと広まった「仏教」は、その国や地域の特性を取り込みつつ、多様な解釈や教義を展開していますが、教義の根幹を成すのは開祖「釈迦」が悟りを開いてから入滅するまでに説いたとされる説教です。

そして、「修練を積むことによって、この世の迷いや苦しみから抜け出し、悩みや苦しみに苛まれている人々を救済する」というのが「仏教」の基本的な教義となります。

ちなみに、日本の歴史書「日本書紀」によれば、日本に「仏教」が伝来したのは「欽明天皇」の治世である522年(諸説あり)とされており、その後「聖徳太子」によって広められたそうです。

日本に伝わった「仏教」「大乗仏教」の系統に分類され、北インドから中国、朝鮮半島を経て伝わったことから「北伝仏教」とも呼ばれています。


「佛教(ぶっきょう)」とは?

「佛教」とは、先述した「仏教」と表記が違うだけの同義語になります。

そもそも「佛」という漢字は「ほとけ」の意味を表しており、「佛」を略字にしたものが「仏」なのです。

したがって、「仏壇(ぶつだん)」「佛壇」と表記されたり、「御仏前(ごぶつぜん)」「御佛前」と表記されるケースがあります。


「仏教」と「佛教」の違い

「仏」という漢字は「佛」の略字であり、同じ意味を指しています。

したがって、「仏教」「佛教」は漢字の表記が違うだけの同義語になります。

まとめ

「仏教」「佛教」は同じく、「釈迦」を開祖とする宗教を意味する言葉です。

「仏」の略字が「佛」であるため、両者は同じ意味を指す漢字になります。

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