この記事では、「低気圧」と「高気圧」の違いを分かりやすく説明していきます。
「低気圧」とは?
「低気圧(ていきあつ)」とは、大気中で周囲よりも、中心付近の気圧が低い所を言います。
「低気圧」の「低」は「ひくい」、「下げる」、「垂れる」などの意味があります。
また、「気」は「空気」、「大気」、「元気」などを表しています。
そして、「圧」は「おす」、「おさえる」、「おさえつける」などを指しています。
「高気圧」とは?
「高気圧(こうきあつ)」とは、大気中で周囲よりも、中心付近の気圧が高い所を表しています。
「高気圧」の「高」は、「たかい」、「すぐれている」、「たかまる」などの意味を持っています。
さらに「気」と「圧」は、前述のとおりの意味になります。
「低気圧」と「高気圧」の違い
「低気圧」と「高気圧」の違いを、分かりやすく解説します。
「低気圧」とは、周りよりも気圧が低い所を意味しています。
一方、「高気圧」は周りよりも気圧が高い所を言います。
「低気圧」は中心気圧が低い所を指しますが、「高気圧」は中心の気圧が高い所なので、この点に違いがあります。
「低気圧」の例文
・『低気圧は英語で「low pressure」、「cyclone」、「lows」などと表記します』
・『低気圧になると、一般的に雨、風、雪の天気になります』
・『温帯低気圧とは、温帯気候の地域でできる低気圧のことを表しています』
・『寒冷低気圧は周囲よりも低温の寒気からなる低気圧のことを言います』
「高気圧」の例文
・『高気圧の域内は一般的に天気が晴れになります』
・『高気圧の英語表記には、「anticyclone」、「high atmospheric pressure」、「high」などがあります』
・『温暖高気圧とは、地表付近に温暖な空気がたまる高気圧のことを言います』
・『寒冷高気圧は寒冷な空気が地表にとどまる高気圧を意味しています』
まとめ
「低気圧」は漢字の意味で見てみると、「低くおさえた大気」のような意味合いになります。
また、「高気圧」は漢字の意味でみると、「高くおされた大気」と言うような意味合いになります。
それぞれの言葉の意味や違いを知り、適切に使っていきたいものです。