「感謝状」と「礼状」の違いとは?分かりやすく解釈

「感謝状」と「礼状」の違いとは?違い

この記事では、「感謝状」「礼状」の違いについて紹介します。

感謝状とは?

感謝状とは表彰状の一種で、感謝の気持ちを伝えそれを広く世間に知らせるための書状のことをいいます。

良い行いをした時や親切な行いをした人、あるいは団体などに贈呈されます。

表彰状の場合は授与するといいますが、感謝状の場合には「感謝状を贈る」とか「感謝状を贈呈する」といった言い方をします。

その文面にも敬語が使われています。

感謝状は、官公庁や自治体、公益法人などから贈られることが多いです。

例えば、コンビニエンスストアの店員が、なりすまし詐欺等に気付き通報したことで被害を防いだ時には警察から感謝状が贈られたりします。

また、人命救助を行ったり、多額の寄付をした場合などに贈られることもあります。


礼状とは?

礼状とは、感謝の気持ちを記した手紙やハガキのことをいいます。

目上の人に対して送ることが多いので、丁寧な言い方の「お礼状」ということが多いです。

例えば、結婚祝いや出産祝いを頂いたので、お礼状をしたためて送ったりします。

ビジネスでも取引先などに礼状を出すことがあります。

礼状には頭語と結語を付けたり時候の挨拶を入れる等、いくつか気を付けたいマナーがあります。

一般的には縦書きで書きますが、横書きで書くことも少しずつ増えてきています。

お祝いの品物を頂いた時に礼状を送る場合、品物が届いてから遅くても一週間以内に送るのがマナーになります。


感謝状と礼状の違い

感謝状と礼状は、どちらも感謝の気持ちを伝えるものです。

感謝状は賞状ですが、礼状は手紙やハガキに書くところに違いがあります。

また、感謝状には感謝の気持ちを伝えるだけではなく、それを世に伝えるという意味合いもあります。

礼状の場合には、感謝している相手に伝えるものなので世間に伝えるものではありません。

感謝状よりも個人的なものになります。

まとめ

感謝状は賞状で、礼状は手紙やハガキに書くものです。

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