「もとより」と「そもそも」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「もとより」と「そもそも」の違いとは?違い

この記事では、「もとより」「そもそも」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「もとより」とは?

最初から始めるといった意味で使われている言葉が「もとより」です。

物事の初めとなる1番最初から始めるといった意味があり、「もとより責める気などなかった」と最初から相手を酷く追い込むといった気持ちはなかったと伝えます。

また、「あなたに責任を押し付ける気はもとよりなかった」と、初めからそのような気持ちはなかったと文語的に伝えられる言葉です。


「そもそも」とは?

物事の始めとなる発端に焦点を当てた言葉が「そもそも」です。

何が根源となるのか提起しては解決策を見いだすための方法を取り上げるために用いられる言葉になります。

「そもそも温暖化が加速する原因は人間にある」といった言い方すれば、具体的な原因の源となるものは人であると示すときに使うのです。

問題が起きたとき、改めて何が原因なのか説き起こすための接続詞として使われています。


「もとより」と「そもそも」の違い

ここでは「もとより」「そもそも」の違いを、分かりやすく解説します。

初めからそのような考えは微塵もなかったと相手に伝えるときに使う言葉が「もとより」です。

以前からそのような考え方はしていないと自分が相手を裏切ろうとしていなかったと伝えるときに使います。

もう一方の「そもそも」は、いったい何が原因で仲が悪くなったのか、不具合が起きた要因は何が元で起きたのか問題ある課題を深堀する際に使う言葉です。

「もとより」の例文

・『部下にすべて押し付けようという考えはもとよりなかった』
・『もとより新しく入った工員が作業で間違うのは覚悟していた』

「そもそも」の例文

・『社長の提案にはそもそも批判的な声が多かった』
・『2人が憎しみ合うそもそもの原因は彼らの親にある』

まとめ

4文字からなる言葉ではありますが、意味を学べばより使い方がうまくできるようになります。

どういった場面で使えばいいか学習して、うまく文章作成してみるのもいいでしょう。

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