この記事では、「ルビー」と「サファイア」の違いを分かりやすく説明します。
ルビーとは?
ルビーとは赤い色をした宝石で、世界四大宝石の1つに数えられます。
コランダムという鉱物のうち、赤い色をしているものがルビーになります。
コランダムは、含まれている不純物の種類によって色が異なります。
ルビーの赤い色はコランダムにクロムが含まれているからで、クロムの量が多い程赤色が濃くなります。
天然のルビーは、ミャンマーやスリランカ、タイ等アジア地域で産出されます。
欧米では産出されません。
ルビーは7月の誕生石で、ラテン語で「赤」を意味するrubeus(ルベウス)が語源です。
サファイアとは?
コランダムのうち赤色以外の色を持つ宝石のことをいいます。
よく知られているのは青い色のサファイアで、コランダムに鉄やチタンが含まれると青い色になります。
サファイアの語源は、ラテン語で青色という意味を持つsapphirus(サッピルス)です。
サファイアは青色が濃く、透明度が高いものが最も価値が高いです。
ただし、サファイアには青色以外のものもありファンシーカラーサファイアと呼ばれています。
ピンクサファイアやグリーンサファイア、イエローサファイア等があります。
サファイアも世界四大宝石の1つで、9月の誕生石です。
ルビーとサファイアの違い
コランダムという鉱物のうち、赤色のものがルビーで赤色以外のものがサファイアになります。
ルビーにはクロムが含まれていて、青色のサファイアには鉄やチタンが含まれています。
ピンクサファイアとルビーの境界は曖昧です。
含まれているクロムの量が少なければピンクサファイアと呼ばれ、クロムの量が多ければルビーと呼ばれています。
まとめ
ルビーとサファイアは同じコランダムという鉱物ですが、含まれている不純物に違いがあります。
クロムが含まれていて赤い色をしているのがルビーで、それ以外の色を持つのがサファイアです。