この記事では、「くっつく」と「ひっつく」の違いを分かりやすく説明していきます。
「くっつく」とは?
「くっつく」には以下の意味が含まれており、漢字では「くっ付く」と表記されます。
・「ある物とある物がピッタリつくこと」や「接合する」、「付着する」
・「身を寄せる」や「付き従う」
・「味方になる」や「与(くみ)する」
・「情愛を感じ、親しくなることや親しくなって肉体関係を持つことの俗語的表現」
・「食いつく」
「くっつく」の使い方
「くっつく」は動詞として使われています。
「ひっつく」とは?
「ひっつく」とは、「ぴったりと付いて離れなくなる」や「特定の相手と親密な関係になる」、「情を通ずる」、「くっつく」という意味を表す言葉であり、漢字では「引っ付く」と表記されます。
「ひっつく」の使い方
「ひっつく」は動詞としてや「ひっつける」の文語形として使われています。
「くっつく」と「ひっつく」の違い
「くっつく」と「ひっつく」はどちらも「何かと何かがピッタリつくこと」や転じて、「人と人とが親密な関係になること」などの意味を含める言葉です。
したがって、二語は類義語の関係に当たると解釈できます。
「くっつく」の例文
・『強固にくっつけるために、質の良い接着剤を使用した』
・『その子供は片時も親にくっついて離れなかった』
・『敵の敵は味方ということで、二国がくっついた』
・『彼と彼女は友人の紹介で知り合い、くっついたようだ』
「ひっつく」の例文
・『靴底にひっついたガムが剥がせない』
・『いつの間にか紙くずが服にひっついていた』
・『磁石と磁石を近づけたらひっついた』
・『学生時代のクラスメイトだった2人がひっついた』
まとめ
「くっつく」と「ひっつく」はどちらも「物と物とがピッタリ付くこと」や「人と人とが親密な関係になること」などの意味を表す言葉であり、二語は類義語の関係に当たるということでした。