この記事では、「くれぐれも」と「どうか」の違いを分かりやすく説明していきます。
「くれぐれも」とは?
忠告や依頼をする際に、何度も心を込めるさまを表す語です。
念を押す言い方です。
雪の中訪れる人のことで説明をします。
AさんはBさんに用事があり、Bさん宅に行くことになりました。
しかし、訪問を予定している日は、天気予報では雪になっています。
Aさんは雪に慣れていますが、慣れている人でも雪の中行動をするのは危険です。
転倒をするかもしれない、寒さで風邪をひくかもしれないと、Bさんは心配しています。
訪問をやめればよいとBさんは考えているのですが、どうしてもAさんはこの日にやってきたいようです。
やってくるのなら、行動には十分に注意をして欲しいです。
「くれぐれも気をつけてください」とBさんは心を込めて忠告をしました。
このように用いる言葉です。
「どうか」とは?
心から丁寧に頼む気持ちを表す語です。
Cさんが大切にしているものを、Dさんが壊してしまったとします。
Cさんは非常に怒りました。
Dさんは悪かったと思っており、許して欲しい気持ちを持っています。
一生懸命に謝っています。
このようなときに「どうか許してください」のような使い方をします。
またこの言葉には、普通とは違う状態を表す意味や、自信がなかったり、迷っていたりする気持ちを表す意味もあります。
「暑さでどうかなってしまいそうだ」「本当かどうかわからない」のような使い方をします。
「くれぐれも」と「どうか」の違い
「くれぐれも」と「どうか」の違いを、分かりやすく解説します。
頼み事をする際に用いられる点が似ています。
しかし、意味合いが異なり、使い方が異なります。
前者は、念を押すときに用います。
後者は、難しいとわかっているけれど、そこをどうにかして欲しい気持ちが込められています。
まとめ
似たような意味を持っている2つの言葉ですが、使い方に違いがあります。