夏になると、田舎の山などの特定の樹木の樹液によってくる虫たちの中にアゴが大きくてかっこいい「クワガタ」というものがいます。
それでは、この「クワガタ」とはどういう生物でしょうか。
また、「カブトムシ」とは、どう違うのでしょうか。
この記事では、「クワガタ」と「カブトムシ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「クワガタ」とは?
「クワガタ」とは、「クワガタムシ」ともいい、一般的に夏季に樹木に集まってくる昆虫の一種で、コウチュウ目クワガタムシ科の生物です。
日本には大きく分類して13種類が生息しており、特に「オオクワガタ」は飼育され高い値段で取引されています。
日本でよく見られるのは「コクワガタ」「ミヤマクワガタ」「ノコギリクワガタ」などです。
「カブトムシ」とは?
「カブトムシ」とは、一般的に夏季に樹木に集まってくる昆虫の一種で、コウチュウ目コガネムシ科の生物です。
大きな一本のツノとそれに相対するような小型のツノで敵を挟んで撃退することができます。
日本の「カブトムシ」は、本州を中心に多くの場所で生息するいわゆる一般的な「カブトムシ」である「ヤマトカブトムシ」以外に、沖縄や離島などに数種類が存在しています。
「クワガタ」と「カブトムシ」の違い
「クワガタ」と「カブトムシ」の違いを、分かりやすく解説します。
この2つの虫は、共に甲虫のカテゴリーに属し、特に大きなアゴやツノを持ち、争って夏の樹木に集まってくるという部分は同じですが、そもそも種類が違い、見た目もかなり違います。
前述のように種類としては、「クワガタ」がクワガタムシ科、「カブトムシ」がカブトムシ科に属します。
そして、見た目の最も大きな違いは、オスの成虫に大きな2つの顎があるのが「クワガタ」で、ひとつの大きなツノがあるのが「カブトムシ」です。
また、大きさとしても一般的には「クワガタ」よりも「カブトムシ」のほうが大きく、食欲も旺盛です。
まとめ
この記事では、「クワガタ」と「カブトムシ」の違いを、解説してきました。
この2つに関しては、見た目は全く違うので、間違えることはないと思われますが、特に海外の種類には似ているものもあるので、注意が必要です。