この記事では、「機微に疎い」と「機微に聡い」の違いを分かりやすく説明していきます。
「機微に疎い」とは?
「疎い」は「うとい」と読みます。
「機微」とは、表面だけでは知ることができない微妙な趣や事情を意味します。
また、「疎い」には、いくつかの意味があり、親しい間柄ではない、そのことについての知識や理解が不十分、親しみが持てない、関心がない、間が抜けている、などといった意味を持ちます。
「疎い」は言い換えると「詳しくない」や「よく知らない」「鈍い」などになります。
つまり、「機微に疎い」とは、表面だけでは知ることができない微妙な趣や事情において、鈍い、鈍感である、ことを意味する言葉になります。
「機微に聡い」とは?
「聡い」は「さとい」と読みます。
「機微」とは、表面だけでは知ることができない微妙な趣や事情を意味します。
また、「聡い」には、理解や判断が的確で早い、賢い、感覚が鋭い、といった意味があります。
「聡い」は言い換えると「感受性が良い」や「敏感な」「鋭い」などになります。
つまり、「機微が聡い」とは、表面だけでは知ることができない微妙な趣や事情において、鋭い、敏感である、ことを意味する言葉になります。
「機微に疎い」と「機微に聡い」の違い
「機微に疎い」と「機微に聡い」の違いを、分かりやすく解説します。
「機微に疎い」と「機微に聡い」は対義語関係にある言葉です。
「機微に疎い」は表面だけでは知ることができない微妙な趣や事情において、鈍い、鈍感であること。
「機微に聡い」は表面だけでは知ることができない微妙な趣や事情において、鋭い、敏感であることを意味し、「鈍い」と「鋭い」。
「鈍感」と「敏感」といったように反対の意味を持つ言葉になります。
「機微に疎い」の例文
・『彼女は機微に疎いところがあります』
・『機微に疎い私には、この状況を把握することは難しかった』
「機微に聡い」の例文
・『機微に聡い彼女を騙すことはできなかった』
・『機微に聡い私は少しの変化も見逃すことはありません』
まとめ
以上のように、反対のことを意味する言葉になります。