「〜やら〜やら」と「〜とか〜とか」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「〜やら〜やら」と「〜とか〜とか」の違いとは?違い

「〜やら〜やら」「〜とか〜とか」はいずれも複数の例を提示する時に使う言葉ですが、詳細なニュアンスが異なるため必要に応じて使い分ける必要があります。

この記事では、「〜やら〜やら」「〜とか〜とか」の違いを分かりやすく説明していきます。

「〜やら〜やら」とは?

「〜やら〜やら」はいくつかの例を挙げたい際に使用する言葉で、「〜や〜など」という意味があります。

物事や人物、状態などに接続して使い、主に話し手にとってネガティブな要素または複雑な心情を示す際に用いられることが多い表現です。


「〜とか〜とか」とは?

「〜とか〜とか」「〜や〜など」という意味を持つ言葉で、複数の例を示したい際に使用します。

特に同じ程度の例を示す時に用いられ、物事や人物、状態などと組み合わせて使います。

他の表現に比べるとカジュアルな印象がある言葉と捉えられています。


「〜やら〜やら」と「〜とか〜とか」の違い

「〜やら〜やら」「〜とか〜とか」の違いを分かりやすく解説します。

「〜やら〜やら」「〜とか〜とか」「複数の例を相手に示す際に使用する言葉」で、「物事や人、状態など」に接続して使うという点は共通しています。

両者の相違点としては、「〜やら〜やら」「例を挙げることで話し手にとって消極的な要素や複雑な気持ち」を表す意味合いがあるのに対し、「〜とか〜とか」「特に感情を含めずに同等の程度のものを並べて示す」意味合いが強くフラットな印象があります。

「〜やら〜やら」の例文

「〜やら〜やら」は、複数の物事を挙げてネガティブな要素や話し手の複雑な心情を表現する状況で使います。

どちらかというと、あまり好ましくなかったり面倒だったりといった意味合いで使用されています。

・『無くした財布は見つかったが、現金やカードは盗まれていて嬉しいやら悲しいやら』
・『パスポートを申請するためには、戸籍謄本やら収入印紙やらが必要だ』

「〜とか〜とか」の例文

「〜とか〜とか」は話し手の感情を特に含めずに同等の例を提示する状況で用いられることが多い言葉です。

カジュアルな印象を持つ表現なので、改まった場面や目上の人に対しては使わないことが望ましいとされています。

・『私はアラビアータとかカルボナーラとかが好きです』
・『インドアなので、休日はラジオを聞くとか映画を見るとかしています』

まとめ

「〜やら〜やら」「複数の物事を挙げて消極的な要素や話し手の複雑な心情を表現する言葉」で、「〜とか〜とか」「感情を特に含めずに同等の程度の例を示す言葉」となります。

両者の意味合いや使い方を理解して、シーンに沿って使い分けてください。

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