この記事では、「グローバルIPアドレス」と「ローカルIPアドレス」の違いを分かりやすく説明していきます。
「グローバルIPアドレス」とは?
「グローバルIPアドレス」とは、パブリックIPアドレスとも呼ばれるもので、インターネット上で接続されているネットワークに関係する個々の通信機器を特定するために割り当てられるIPアドレスです。
一般的には、インターネットサービスプロバイダ(ISP)を介して接続するものとなります。
企業やご家庭などの場合には、特殊な例を除いてルーターのWAN側のIPアドレスとして処理されます。
また、ISPを介さずに「グローバルIPアドレス」を取得することは難しく、実用的ではありません。
そのため、自宅サーバーなどの場合には、ISPから固定のグローバルIPアドレスを割り当てる契約を別途行うことになります。
「ローカルIPアドレス」とは?
「ローカルIPアドレス」とは、プライベートIPアドレスとも呼ばれるもので、特定のローカルネットワーク内のみで使われるIPアドレスです。
例えば一般家庭では、「グローバルIPアドレス」をルーターに割り当てて、ルーターから個々のパソコンや携帯電話、ゲーム機、テレビなどのネットワーク機器にそれぞれ接続することになります。
具体的には、パソコンや携帯電話からルーターの設定にアクセスするときにIPアドレスが『192. 168.1. 1』サブネットマスクが『255. 255. 255. 0』の時には、『192. 168.1. 1〜192. 168.1. 254』までの範囲を順番に割り当てて接続することとなります。
また、「グローバルIPアドレス」に直接パソコンのみを接続した場合には、「ローカルIPアドレス」が存在しないことに注意が必要です。
「グローバルIPアドレス」と「ローカルIPアドレス」の違い
「グローバルIPアドレス」と「ローカルIPアドレス」の違いを、分かりやすく解説します。
「グローバルIPアドレス」は、インターネット上の個々の通信機器を特定するためのIPアドレスであるのに対し、「ローカルIPアドレス」は、ローカルネット―ワーク内のみで使われるIPアドレスという違いがあります。
まとめ
「グローバルIPアドレス」と「ローカルIPアドレス」の違いについて説明しました。
「グローバルIPアドレス」は、インターネット上で個々の機器を特定するために使われるものです。
「ローカルIPアドレス」は、ローカルネットワーク内で個々の機器を特定するために使われるものです。