「必要がない」と「必要性がない」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「必要がない」と「必要性がない」の違いとは?違い

この記事では、「必要がない」「必要性がない」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「必要がない」とは?

絶対になければ困るものではないと判断するとき「必要がない」【ひつようがない】といいます。

誰も使わない座敷に冷蔵庫を買って置くのは「必要がない」というように、その場所には不要と思う物を示すとき使う言葉です。

「不要なために持って来なくていい」といえば、相手に使わないので持参しなくてもいいと思う気持ちを伝えます。


「必要性がない」とは?

どの程度必要ではないか、その度合いについて表す言葉を「必要性がない」【ひつようせいがない】といいます。

「性質」を表す「性」を付けた言葉であり、重要性がないか伝えて、絶対に無くても事足りるといった意味を伝えるわけです。

使い方としては、「この施設はそれほど必要性がない」というように、あまり一般的に使えるとは思えないので、維持しなくてもいいと伝えられます。


「必要がない」と「必要性がない」の違い

「必要がない」「必要性がない」の違いを、分かりやすく解説します。

まったく不要と伝えるときに使う言葉が「必要がない」です。

なければ機能しないという物ではなく、まったく不要という意味を伝えます。

もう一方の「必要性がない」はたいしてそれがないと仕事が捗らないというわけでもないので、参考にしなくてもいいと伝える言葉です。

主に、性質や度合いといった状況を表す言葉であり、「必要がない」というよりも少し遠まわしに不要である旨を伝えられます。

「必要がない」の例文

・『家に帰って食べられるので、お弁当は必要がない』
・『電車で通勤できる距離なので、今のところ車は必要がない』

「必要性がない」の例文

・『排気ガスを撒き散らす人間は地球上において必要性を感じない』
・『レーダーがあるので、船の外へ出て確認する必要性がない』

まとめ

同じ必要という言葉を使っていますが、「ない」と断言するか、「性」と付けて少しやんわりした意味として使うかの違いがあると覚えておくといいでしょう。

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