この記事では、「〜やら〜やら」と「〜だの〜だの」の違いを分かりやすく説明していきます。
「〜やら〜やら」とは?
「〜やら〜やら」の「〜」の部分には、対象となる事柄や物、感情などが入ります。
これらに対し、大変、複雑、といった気持ちを表現する際に用いられることが多く、主にマイナスなことに用いられる傾向があります。
例えば、「部屋には部屋着やら飲みかけのペットボトルやらが放置されている」などといった形で使用します。
また、疑問の意味を表現する場合もあり、その際、「〜」には互いに相反した事柄が入ります。
例えば、「娘の結婚が決まり、嬉しいのやら寂しいのやら複雑です」などといった形で使用します。
「〜だの〜だの」とは?
「〜だの〜だの」は、いくつかの例を示す際に用いられる言葉です。
「〜や〜など」と言い換えることができ、不満に思うことや非難の気持ちが込められていることが多い表現方法です。
例えば、「親は早く寝ろだの早く起きろだのうるさい」などといった形で使用します。
「〜やら〜やら」と「〜だの〜だの」の違い
「〜やら〜やら」と「〜だの〜だの」の違いを、分かりやすく解説します。
「〜やら〜やら」と「〜だの〜だの」は類語関係にあります。
ただし、「〜やら〜やら」の場合「〜」の部分には、対象となる事柄や物、感情などが入ります。
これらに対し、大変、複雑、といった気持ちを表現する際に用いられる言葉です。
一方、「〜だの〜だの」は、いくつかの例を示す際に用いられる言葉で不満に思うことや非難の気持ちが込められていることが多い表現方法といった違いがあります。
加えて、「〜だの〜だの」は話し言葉になります。
「〜やら〜やら」の例文
・『同期の彼は給与が安いやら仕事がきついやら文句しか言わない』
・『息子の机の上はプリントやらお菓子やらで散らかっている』
「〜だの〜だの」の例文
・『彼女は指輪だのネックレスだの欲しいものが多すぎる』
・『起きてきた息子は眠いだのしんどいなど言って、なかなか身支度を始めない』
まとめ
「〜やら〜やら」と「〜だの〜だの」を使い分ける際には、以上のような違い注意する必要があります。
