「丁度」と「ぴたっと」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「丁度」と「ぴたっと」の違いとは?違い

この記事では、「丁度」「ぴたっと」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「丁度」とは?

数が不足することなく、十分にある状態を示す言葉が「丁度」【ちょうど】です。

過不足なく、必要な分がある状態を伝えられる言葉でもあり、目的にぴたり合うため出荷できます。

また、受け取ったお金がぴたりと合っている、会いたい人と今そこで会えたという状況を伝えられる言葉です。

このように、折よく作業が終わって手があいた、都合が合った状態を表します。


「ぴたっと」とは?

隙間なく容器に入るさまを表す言葉が「ぴたっと」です。

前もって容器の大きさを測っておいたため、無駄なく物が入れられます。

また、「ぴたっと障子が閉まった」というように、柱との間に隙間なく閉められたので、風が入り込まない状態になるわけです。

他にも船場にぴたりと横付けできたので、舟が揺れずに固定できます。

このように、正しい位置に固定できた、物が入った状態を伝えられる言葉です。


「丁度」と「ぴたっと」の違い

ここでは「丁度」「ぴたっと」の違いを、分かりやすく解説します。

過不足なくすべてぴたりと合う、都合よく再会できたと無駄のない時間を送れた、過程もなく合う状態を「丁度」といいます。

もう一方の「ぴたっと」は入れる物と容器の大きさを事前に正しく測っておいたので、隙間なくきれいに入れられた状態を表す言葉です。

また、「ぴたっとくっつけられた」と壁に隙間なく吸着できたので、ずれ落ちない状態を伝えられる言葉です。

「丁度」よりも「ぴたっと」の方が子どもが気軽に使い、日常的にも使われています。

「丁度」の例文

・『丁度今、取引先が帰ったところなので次の商談に移れる』
・『風呂から出て、丁度彼氏に電話しようと思ったところだった』

「ぴたっと」の例文

・『風呂の壁にぴたっと吸盤を貼り付けると、棚がずれ落ちない』
・『ぴたっと家具を壁に寄せれば子供が隙間に落ちない』

まとめ

かなり自分が理想としている状況であることを伝える言葉ですが、大きさがしっかり合うときは「丁度」を使い、簡単に物事が合うなら「ぴたっと」を使うと覚えておくといいでしょう。

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