習字の半紙には「練習用紙」と「清書用紙」があります。
2つの半紙にはどのような違いがあるのでしょうか。
今回は、習字の半紙「練習用紙」と「清書用紙」の違いを解説します。
「練習用紙」とは?
「練習用紙」とは、「習字の練習に使う半紙」のことです。
「練習用紙」の使い方
筆に墨をつけて字を書く文字の書き方の訓練を「習字」といいます。
習字では半紙と呼ばれる小さなサイズに切った和紙を用紙として使用します。
習字用の半紙のうち普段の練習に使用する練習用の半紙が「練習用紙」です。
人に見せず自分で使う練習用の紙なので品質はそれほど高くないものの安価でコストを抑えられるのが特徴です。
「清書用紙」とは?
「清書用紙」とは、「作品用に使う半紙」です。
「清書用紙」の使い方
習字では練習した成果を披露するための展示会や技量を競うコンクールなど、書き上げた文字を作品として披露する機会があります。
人に披露する作品を書くときに使う半紙が「清書用紙」です。
文字を練習ではなく本番の仕上げとしてきれいに書く作業を「清書」といい、作品として清書する目的で使う質のいい半紙を「清書用紙」と呼んでいます。
「練習用紙」と「清書用紙」の違い
習字の半紙「練習用紙」と「清書用紙」の違いは「目的」と「品質」です。
「練習用紙」は練習でたくさん使う紙なのでコスト最優先で作られています。
そのため安く買えるものの品質はそれなりです。
「清書用紙」は作品として文字を書くために使う半紙です。
人前に出すものなので品質が良く破れないよう通常よりも厚めに作られています。
機械で作られる質のいい半紙のほか、昔ながらの手作業で作られる手すき和紙も「清書用紙」として使われます。
「練習用紙」の例文
・『練習用紙で練習する』
・『練習用紙なので惜しまず使える』
「清書用紙」の例文
・『作品用に清書用紙を購入する』
・『清書用紙に書くときは緊張する』
まとめ
習字の半紙「練習用紙」と「清書用紙」は品質の違いで区別されます。
目的に応じてふさわしい半紙を選んでください。