この記事では、「一意的」と「一義的」の違いを分かりやすく説明していきます。
「一意的(いちいてき)」とは?
「一意的」とは、「意味や値などが1つに確定しているさま」を意味する言葉です。
「一意的」の類義語には「一元的(いちげんてき)」や、後述する「一義的(いちぎてき)」などがあります。
「一意」は「1つの考え」や「考えが同じであること」を意味する言葉です。
「一意的」の使い方
「一意的」は形容動詞として使われています。
「一義的(いちぎてき)」とは?
「一義的」とは、「それ以外に意味や解釈の余地がないさま」や「一番大切な意味を持っているさま」を意味する言葉です。
「一義的」の類義語には、先述した「一意的」をはじめ、「一面的(いちめんてき)」などがあります。
「一義」は「1つの道理」や「1つの意味」、「一応もっともと思われる理屈」という意味する言葉です。
「一義的」の使い方
「一義的」は形容動詞として使われています。
「一意的」と「一義的」の違い
「一意的」と「一義的」にはどちらも「意味や値などが1つに確定しており、それ以外の意味や解釈が考えられないさま」という意味が含まれています。
したがって、2語は類義語の関係に当たると言えます。
「一意的」の例文
・『それまで一意的に考えられていた概念に、新たな解釈が加えられつつある』
・『数学の公式に対する一意的な解釈について議論が行われた』
「一義的」の例文
・『度重なる議論の末、一義的な結論に至った』
・『学生に対して、社会福祉の一義的な目的についての講演が行われた』
まとめ
「一意的」は「意味や値などが1つに確定しているさま」を意味する言葉です。
そして、「一義的」は「それ以外に意味や解釈の余地がないさま」や「一番大切な意味を持っているさま」を意味する言葉でした。
同じような意味を表すことから、2語は類義語の関係に当たると解釈できます。