この記事では、「一期」と「一気」の違いを分かりやすく説明していきます。
「一期」とは?
「一期」には2つの読み方があり、それぞれ意味が違います。
1つ目は「いちご」で、「生まれてから死ぬまで」「臨終」「一生に一度しかないようなこと」という意味です。
2つ目は「いっき」で、「役割や学年など、定められた日数の一区切り」「長い日にちを幾つかに分けた、最初の一区切り」という意味です。
「一期」の言葉の使い方
「一期」は名詞として「一期一会(いちごいちえ)」「第一期(いっき)卒業生」などと使われます。
「一」は「最初の数」から転じて「ひとつの」「ものごとの最初」「ひとまとまり」「ほんのわずか」という意味、「期」は「区切られた一定の時間」「定められた日時」という意味、「一期」で「ひとつの定められた時間」「区切られた時間のひとまとまり」になります。
「一気」とは?
「一気」は「いっき」と読みます。
意味は「途中で休まず勢いで行動する様子」です。
最初から最後まで立て続けて一つの事に取り組む様子を表します。
「一気」の言葉の使い方
「一気」は名詞として「一気に仕上げる」などと使われたり、「一気呵成(いっきかせい)」と四字熟語で使われたり、「一気飲み」などと使われたりします。
「一」は「最初の数」「ひとつの」「ものごとの最初」「ひとまとまり」「ほんのわずか」という意味、「気」は「空気」「息」「呼吸」という意味、「一気」で「ひと呼吸でする」になります。
「一期」と「一気」の違い
「一期」は「ひとつの定められた時間」「区切られた時間のひとまとまり」です。
「一気」は「ひと呼吸でする」です。
「一期」の例文
「一期」の例文は以下の通りです。
・『一期一会(いちごいちえ)を大切にする』
・『年金の第一期納入を済ませる』
・『第一期のメンバーが一番良かった』
「一気」の例文
「一気」の例文は以下の通りです。
・『プレゼン資料を一気に仕上げる』
・『ゴールまで一気に駆け抜ける』
・『一気飲みは危険だ』
まとめ
今回は「一期」と「一気」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。