この記事では、「春雨」と「くずきり」の違いを分かりやすく説明していきます。
「春雨」とは?
今回は食品の「春雨」について、述べていきます。
「春雨(はるさめ)」は、デンプンを主原料として作られる食品の一つです。
緑豆(リョクトウ)などのマメ類や、ジャガイモ、サツマイモなどのイモ類を主原料とし、麺状に加工した食品です。
透明な麺で、見た目が春に降る雨の「春雨」に似ているところから、この名前が付けられました。
「緑豆」はマメ科ササゲ属に分類されている蔓(つる)性の一年草の植物です。
日本ではモヤシの原料にもなっています。
「春雨」の別称には、「とうめん(豆麺・凍麺・唐麺)」、「まめそうめん」などがあります。
また、「春雨」の英語表記は「glass noodles」などになります。
「くずきり」とは?
「くずきり(葛切り)」は「葛粉(くずこ)」を麺状に加工した食品です。
「葛粉」を水で溶かして型に入れ、加熱してから板状に固め、麺状に細長く切って作ります。
「葛粉」は「葛」の根からデンプンを取り出して、乾燥させたものです。
「葛(クズ)」はマメ科クズ属に属している蔓性の多年草の植物です。
「葛粉」は食用の他、薬用にも用いられています。
「くずきり」には、「水繊(すいせん)」などの別名があります。
そして、「くずきり」は英語で、「Kuzukiri」、「kudzu starch noodles」などと表記します。
「春雨」と「くずきり」の違い
「春雨」と「くずきり」の違いを、分かりやすく解説します。
「春雨」と「くずきり」はどちらも主原料がデンプンで作られています。
「春雨」は緑豆などですが、「くずきり」は葛の根が原料になっています。
「春雨」と「くずきり」にはこのような違いが見られます。
まとめ
今回は「春雨」と「くずきり」の意味や違いなどについてご紹介してきました。
「春雨」と「くずきり」、それぞれの言葉の意味や違いを知ることで、より適切に使えるようになるでしょう。