「難点」と「欠点」には、どのような違いがあるのでしょうか。
この記事では、「難点」と「欠点」の違いを分かりやすく説明していきます。
「難点」とは?
「難点」は、難しい点と書きます。
その言葉の通り、難しいところや処理などが困難な点を意味する「難点」。
また、人に対し非難すべきところも意味します。
その人に対し改善が必要とされることに対する意味もあります。
言い換えれば、「デメリット」や「弱味」、「短所」、「不具合」、「マイナス要素」などと同じです。
「難点」の使い方
「難点」は、「難点を指摘する」や「難点を克服する」、「難点を突き止める」、「意外な難点」などといった形で用いられます。
「欠点」とは?
「欠点」は、欠けた点と書きます。
その言葉の通り、欠けているところ、不十分なところ、足りていないところを意味します。
また、この意味から学校の成績などで必要な点に足りていないことを「欠点」と言います。
補う必要があることが「欠点」となります。
言い換えれば、「悪い点」や「手薄なところ」、「不備」、「落ち度」などと同じです。
また、対義語は、「美点」、「利点」、「メリット」となります。
「欠点」の使い方
「欠点」は、「欠点を補う」や「唯一の欠点」、「欠点を見つける」、「重大な欠点」、「欠点だらけ」などといった形で用いられます。
「難点」と「欠点」の違い
「難点」も「欠点」も、非難すべき点という意味では似た意味を持つ言葉となります。
そのうえで、「難点」には、困難な点という意味が。
「欠点」には、学校の成績などで必要な点に足りていないといった意味があり、その点に違いがあります。
「難点」の例文
・『完璧に見える彼にも、意外な難点が一つありました』
・『私は、他人の難点を指摘するほど偉くはない』
・『難点を克服するため、何度も何度も練習してきました』
・『先生に難点を突き止められ、ハッとしました』
「欠点」の例文
・『僕は、欠点だらけだと落ち込む』
・『誰にでも、一つや二つ欠点はあるものです』
・『欠点を取ってしまい、進級できないかもしれない』
・『欠点を克服するまで努力し続ける』
まとめ
このように、似たような意味を持つ言葉ですが、それぞれ、また、別の意味を持つ点において違いのある「難点」と「欠点」になります。