この記事では、「時代が変わる」と「時代が流れる」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「時代が変わる」とは?
昭和に流行したものが忘れ去れ、新しい物が生み出されて人々に浸透することを「時代が変わる」【じだいがかわる】といいます。
昭和では当たり前のように人々が使っていた公衆電話の数が激減し、ほとんどの人が携帯電話を持つ時代となったその移り変わりを指すのです。
また、昭和に使われていた言葉も今では廃れ、新しい用語が出てくる世の中の状況を指します。
「時代が流れる」とは?
時間と共に時が流れていくことを「時代が流れる」【じだいがながれる】といいます。
時が経つにつれて今流行っているものは忘れ去られ、また新しい文化が生まれて人々に受け入れられるのです。
そんな多くの人々が持つ思想にも変化が生まれ、傾向も変わるその様子を指します。
このように、思想や風俗、流行といった様々なものが時代と伴っていき、流れるように変わっていく社会の状況を表す言葉です。
「時代が変わる」と「時代が流れる」の違い
ここでは「時代が変わる」と「時代が流れる」の違いを、分かりやすく解説します。
人々に価値観が変わったり、使われていた物が進化してより便利になった世の中の状況を「時代が変わる」といいます。
あれだけ流行していた物が姿を変えて店頭に並び、若い人に受け入れられていた文化が変わるそのときを指すのです。
もう一方の「時代が流れる」は、その時代に受け入れられた思想や風俗などが時と共に平行して流れていき、いつしか時代遅れとなっていく状況を指します。
「時代が変わる」の例文
・『それまで受け継がれてきた風習が失われる時、時代が変わる』
・『高度成長期は、日本の時代が変わるときであった』
「時代が流れる」の例文
・『時代が流れると共に、世間の風潮も変わっていった』
・『多くの人が餓死する暗黒の時代が流れる過去があった』
まとめ
同じ「時代」を指す言葉ではありますが、「変わる」と「流れる」にはまた違った意味を含みます。
どのように物事が変わっていくか、何が流れていくかに目を向けて勉強してみるといいでしょう。