この記事では、「暮夏」と「晩夏」の違いを分かりやすく説明していきます。
「暮夏」とは?
「暮夏(ぼか)」とは、夏の終わり頃を意味する言葉です。
「暮夏」の「暮」は、時季が終わりに近づくことを表しています。
また、「暮夏の候」は、8月中旬〜8月下旬頃に使われている時候の挨拶です。
暦の上では、小暑〜立秋の前日までの時季を表しています。
「晩夏」とは?
「晩夏(ばんか)」とは、夏の終わり頃で、秋の手前の時季を表しています。
「晩夏」の「晩」は、時季が遅いことを意味しています。
時候の挨拶の「晩夏の候」は、8月7日〜8月20日頃に使われています。
暦の上では、小暑〜立秋前日までとなっています。
一般的に「晩夏」は、8月下旬〜9月上旬を指すことが多いようです。
「暮夏」と「晩夏」の違い
「暮夏」と「晩夏」の違いを、分かりやすく解説します。
「暮夏」と「晩夏」はどちらも、夏の終わり頃の意味を持っています。
時候の挨拶では、「暮夏」よりも「晩夏」の方が知られており、よく用いられています。
「暮夏」と「晩夏」は、暦の上と実際に使われている時季の差が見られます。
その時々の状況などに応じて、使い分けるようにするとよいでしょう。
「暮夏」と「晩夏」には、これらのような違いが見られます。
「暮夏」の例文
・『暮夏の候、ご家族の皆様におかれましては、益々ご健勝のこととお慶び申し上げます』
・『暮夏の候、少しずつ秋の気配を感じるようになりましたが、皆様はお元気でいらっしゃいますか』
「晩夏」の例文
・『晩夏の候、皆様におかれましては、ますますご壮健のこととお喜び申し上げます』
・『晩夏の候、今年の夏は例年以上に暑い日が続きましたが、ご家族様はいかがお過ごしでしょうか』
まとめ
今回は「暮夏」と「晩夏」の意味や違いなどについてご紹介してきました。
「暮夏」と「晩夏」、それぞれの言葉の意味や違いを知ることで、より適切に使えるようになるでしょう。
