たくさんの雪の中を車で走っていると、舞っている雪と、フロンドガラスに付着する雪のために、極端に「視界」が狭くなってしまいます。
この時の「視界」とはどういう意味でしょうか。
この記事では、「視界」と「視程」の違いを分かりやすく説明していきます。
「視界」とは?
「視界」とは、「目に見える範囲」という意味の言葉で、実際に目で見えるということに加えて、概念的な意味として、「考えや知識の範囲」ということを表すのにも使用されます。
元々の意味としては「見える世界」であり、それは概念的な意味での「視界」にも受け継がれています。
日常生活においても多くのシチュエーションで使われるので、大変馴染みがある言葉です。
「視程」とは?
「視程」とは、「肉眼で見える最大の距離」のことを表す言葉です。
「程」という漢字には「音程」「過程」「行程」で使われているように「一定の長さや距離」のことなので、「視程」で、「見える距離」という意味になります。
例えば「良好」と定義される「視程」は1000メートル、「不良」とは500メートル未満と言われています。
「視界」と「視程」の違い
「視界」と「視程」の違いを、分かりやすく解説します。
この2つの言葉は、「目で見える範囲」という意味で使用される言葉ですが、意味や使用されるシチュエーションが違います。
簡単に言えば、「目に見える距離」という厳密な定義を持っているのが「視程」であり、同じ意味でも使われますが、もっと広く、概念的な意味でも使われるのが「視界」です。
したがって、「視程」は必ず「メートル」などの数字で表されますが、「視界」は距離以外にも、「が開ける」とか「に入れる」とか「を遮る」等のあいまいな表現にも頻繁に使用されます。
逆に言えば「視程」は気象や観測の世界でしか使われない言葉とも言えます。
まとめ
この記事では、「視界」と「視程」の違いに関して説明してきました。
「視程」という言葉が使用されている最も有名な場所は、気象庁が船舶の航行安全のために発表している「視程ガイダンス」でしょう。
これを見ると、どの場所での「視程」は何メートルくらいかがわかります。
これは、海上を航行する船舶にとっては最も重要な情報の一つなのです。