「歩く」と「歩む」はそれぞれ意味やニュアンスが違う言葉として使われます。
この記事では、「歩く」と「歩む」の違いを分かりやすく説明していきます。
「歩く」とは?
「歩く」とは生物が自分の足を使って移動することを表す言葉です。
「歩く」行為は基本的に片足が地面についているのが特徴であり、これをより早くした「走る」は両方の足が地面から離れる仕組みになっています。
「歩く」は動詞でありこれを名詞にしたものは「歩行」となります。
歩くは英語で“run”、歩行は英語で“running”であり、カタカナ語であるランニングは色々な場面で使うことが可能です。
「歩む」とは?
「歩む(あゆむ)」とは物事や状態が進行することを表す言葉であり、抽象的な物事に対して使うことも可能です。
「歩む」はこれまで進んできた道や歴史を表す時にも使うことが可能であり、これを名詞化したものは「歩み」と呼ばれています。
「歩む」は比喩的にたどるという意味でも使われており、文章などでよく使われています。
「歩みを止める」は物事の進行や前進、進歩を止める時に使う表現です。
「歩く」と「歩む」の違い
「歩く」は生物が自分の足を使って移動する方法を表す言葉です。
「歩む」は物事の進行や進展、前進などを表す時に使う言葉であり、抽象的な変化に対して使うことも可能です。
「歩く」の例文
・『毎日歩くことは健康増進に繋がるので、できる限り移動は歩行にしています』
・『歩く習慣をつけることで代謝もアップするはいいですね』
「歩む」の例文
・『彼は様々な分野を歩むことで多くの経験を積んできました』
・『人類は進展の歩みを決して止めない生き物であり、現在は宇宙開発の歩みを進めています』
まとめ
「歩く」は自分の足を使って移動することを表す言葉であり、「歩行」はランニングという表現でよく使われています。
「歩み」は物事や状態が進行することや進歩することを表す言葉であり、学問や経済など色々な場面で使われています。
