「委ねる」と「頼む」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「委ねる」と「頼む」の違いとは?違い

この記事では、「委ねる」「頼む」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「委ねる」とは?

自分がやっていたことを人に代わって行なうようにすることを「委ねる」【ゆだねる】といいます。

例えば、電化製品の工程作業しているとき、経験が多い人がいれば頼み、出来栄えは悪くないか判断してもらうのです。

また、問題行動起こす者をどう罰するかその処置を上司に任せるといった状況でも使われています。

このように、相手へ決定してもらうよう託す行為を表す言葉です。


「頼む」とは?

用事があるので、作業を代わりにやってほしいと伝えることを「頼む」【たのむ】といいます。

作業していて自分では難しい工程ならば経験が豊富な人に頼んで手を貸してもらえるようにお願いするのです。

また、用事が入ってしまったときは親に子供の晩ご飯を作ってもらうようにお願いする、宿泊の際は旅館の番頭に荷物を運んでくれるように伝えます。


「委ねる」と「頼む」の違い

ここでは「委ねる」「頼む」の違いを、分かりやすく解説します。

すべてを心から頼れる人へ任せる行為を「委ねる」といい、処置や判断を任せて見守るのです。

ときに運命に逆らわず、その身を委ねてしまう生き方を選択します。

もう一方の「頼む」は自分の代わりに作業してもらえるよう相手に伝える言葉です。

急遽別の用事しなければいけないとき、代わりに人へ同じ作業してもらいたいと丁寧に伝えて取り掛かってもらいます。

「委ねる」の例文

・『先祖代々守り抜いた土地の権利書を妹に委ねた』
・『教師という仕事に身を委ねる兄の生き方に惚れた』

「頼む」の例文

・『営業先から帰社する部下に封筒を買ってくるように頼む』
・『業者に窓を補強するように頼むと当日に作業してくれた』

まとめ

信頼ある人に物事を任せるといった場面で使われている言葉ですが、意味を深堀するとうまくどのような状況で使えばいいか分かってくるでしょう。

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